パラレルキャリアが日本を救う⁈

パラレルキャリア的な思考が日本を救うのではないかと考えています。①優秀な人材が生まれる 日本では学生時代より一つの事に集中させることが多くあります。複数の学校に同時行くことはもちろん、複数のクラブに所属することさえも許されないケースが多いで…

「温泉ダイアローグ」がそれでも必要なワケ

僕は、これまでいくつかのワールドカフェやダイアローグイベントを主催してきました。またそれ以上にそうしたイベントに参加したり、ファシリテーションもしてきました。少し前、ある人と話していて、「もうこれまでのような、ゆるーい話し合いの場、ぬるい…

優秀な社員も流出する!?インターナルマーケティングの重要性

リストラ政策により優秀な人材の流出を避けたい、というのは少々企業努力が足りない面があるのではと思ってしまいます。ちなみに、逃したくない“優秀”の定義さえ曖昧です。 ・忠誠心が高く、組織の都合で振り回してもそれなりの働きをする ・自らが事業性ア…

オープンイノベーションに必要なこと

企業が本気で「オープンイノベーション」を起こしたいと思うなら、企業は少なくとも二つの固定概念を変革する必要があると思います。一つは、社員をソーシャルリーマン(ソーシャルなサラリーマンの意)化させること。 ここでは「ソーシャルリーマン」は、”社…

「社内副業」のススメ

副業や複業という働き方に賛成の私ですが、そうした波は確実に来るといわれています。企業マネジメントも新しい課題を迎えていると思います。 そうなると、企業としてもその前にすこし準備運動が必要でしょう。そこでお勧めしたいのが、「社内副業(複属)」…

「知識余剰」社会を超えて

雇用に関する問題は、まだまだ深刻の域を出ていない。 最近もさらに深刻度を増している「リストラ部屋」問題や社内失業、就活を巡る様々な議論、ポスドクや新弁護士、会計士等専門家の就職難、そして“第三の矢”の成長戦略の目玉と言われている女性の就労問題…

「比較優位論」にみる組織人事

一昔前は「異動する人はエリートコースね」、などとも言われたもの ですが、今ではすっかり「異動したら損」と言われています。 これは一体本当なのでしょうか? 実はヒントは、「貿易の考え方」にあります。 - 「比較優位」という言葉をお聞きになったこと…

イノベーションを目的化する間違い

もうかれこれ10年ほど、多くの日本企業はずっと「イノベーション」が最重要課題だとしている。特に製造業ではそのきらいは強い。 また同時に、製造業の経営理念やアイディンティティは言葉さえ違えど、「モノづくりによって、社会に貢献する」というような内…

「自発型」へのマネジメント

「仕事は、自分で考えて見つけるもんだ!」「“自発型”“自走型”でないといけない」... 巷では良くこう言われます。私は以前は団塊の世代の方の先輩がたくさん居まして、彼らの話を聞くと、上記のような考えで成功したり、ビジネスを切り開いてきた方がとても…

「ソーシャル・リーマンズ」について考える

この度、大手企業の方2人と一緒に、初のコラムを書くことになりました。「ソーシャルリーマンズが行く(仮)」というタイトルです。(詳細は後日ご案内します!) ソーシャル・リーマンズとは、Social + salaryman の複数系という我々が作った造語です。もち…

国策としての社内ベンチャー促進:後編

社内ベンチャーとは、一体どのようなものなのでしょうか? グロービスのサイトから引用すると、次のような定義になるそうです。 「大企業内で、あたかも独立企業のように新規事業を実施する部門や組織集団(社内企業家的集団)を作り、その自主的な新事業創造…

国策としての社内ベンチャー促進:前編

facebookのノートに書いた記事をこちらにも。(また丁寧語の語り口です) 日本において、中小ベンチャー企業の活性化や経営革新(これも多くの場合には新規事業創出を手法とする)が叫ばれて久しい。しかし、その成果はといえば、なかなか思うような形で上が…

「一人複数社勤務制度」の実現

またまた、facebook上のグループで書いたことを、転載します。◆会社と個人の雇用契約を見直して、次の変革を実現する。 ●会社法上の大会社、もしくは中小企業基本法による中小企業に該当しない 企業においては、就業規則の一人1社制(所謂副業禁止)…

被災地の雇用について思う

ちょっと久しぶりになってしまったblog。 とあるfacebook上で参加しているグループで書いたことを加筆して記します。 (いつもと違うですます調になってます。) 被災地域の雇用創出には、当然その苗床となる組織基盤(企業、官庁、NPO等)が必要になります。…

震災地域の産業復興へのプロボノ活用と制度化part2

前回のblogでの提案より3週間が過ぎました。 この間に、本件について知人とだけではありますが、二つほど意見交換をする場がありました。 その際に、先日のblogの内容をこちらに纏めて、意見を仰ぐことに致しました。 二つの意見交換の場で出た話はこのよう…

震災地域の産業復興へのプロボノの活用と制度化

この度の筆舌に尽くしがたいほどの震災で、大きな被害に遭われた方々、また今も避難所や自宅待機などで不自由な状況にある皆様に、心からお見舞いを申し上げます。 災害から数日が経ちましたが、ようやく被害の全貌が見え始め、一方では避難されている方々の…

新しいビジネススクール

今月号のハーバードビジネスレビュー(以下、DHBR)の記事で、ケンブリッジ大の教授の記事の中に、気になる記事が書かれていた。 「ケンブリッジ大学のMBAプログラムの卒業生を対象にアンケート調査を行い、同プログラムでの経験が役に立っているかを5段階で…

専門職のジレンマ

複雑性とスピードが企業の経営現場でますます重要になる中で、企業の人事部門は、これまでの定期的なジョブ(人事)ローテーション制を廃し、部門の中での専門領域の強化としての育成にシフトしてきた。1人が様々な業務をこなさなくてはならない中小企業の人…

社会人2.0

ここ最近、働く人たちにとって大きなうねりのようなものがあると感じる。ちょっとした“ソーシャル”ブームと言ってもいいかもしれない。 「ソーシャル」といえば、一昔前はSNS等のソーシャルメディアをさしていた。今も、もちろんこうしたメディアはさらに隆…

リーダーシップの要素

リーダーシップが不足しているといわれて久しい。 政治から、企業、あるいはちょっとしたサークルやPTA,町内会でさえも、リーダーは不在しがちだと言われている。 リーダーとは一体どのような人物なのであろうか?所属する団体の種類によって、リーダーシッ…

若者の雇用についての独り言

リーマンショック以降、景気が少しは戻りつつあると思われていた日本企業だが、若者の就職率は下降の一途を辿っている。一昔前の就職氷河期時代では、新規の雇用が企業の景気の調整弁になっていると批判されたが、それはもう昔のこと、今は調整弁にすらなっ…

プロフェッショナルの意義

先週1週間、休みを戴いて家族旅行に行った。家族で旅行したりするといろんなことが起こったりする。海外だと自分のつたない英語力ではちょっと説明が難しかったりすることも起きてちょっとばかり焦ったりする事もある。 こうした海外旅行時や普段とはちょっ…

人材時価主義について

経営資源には従来の3つ(人、モノ、カネ)に加えて、“情報”の4つがあるというのが昨今の共通した見方ではないかと思う。(諸説あるがここではあまり触れない) 変革やスピードの激しい現代においては、その資源の価値自体においても時間的に急速にまたラン…

昨年の総括と今年の抱負

思えば、昨年末に2010年の総括しようと書き始めていたのですが、すっかりそのまま年を越して早半月。 ということで、昨年の総括と今年の抱負を一応少し書いておこうと思っています。(なんかこれ書かないと、他のタイトルが書き辛くって...(苦笑)。 ●2010年…

幸福の乗数効果

先日、リーダーシップ開発のためのコーチングセミナー(『エクゼクティブコーチに学ぶリーダーシップ開発』http://drc.diamond.co.jp/cl/) に参加してきた。コーチングについて少し学びたいと思っていたが、2時間少しの中ではたしかにその片鱗くらいしか学…

法人税減税の効果を考える!? ②

先日のブログで、法人税減税後、企業はその減税分をどのように配分する可能性があるかについて書いた。勿論、減税分を「次期繰り越し」の剰余金等で次年度以降の研究開発経費に充てるという可能性はゼロではない。だが、イノベーションが不足している経済界…

法人税減税の効果を考える!?

尖閣の問題などで、ここのところ少し取り沙汰されるケースも減っている法人税減税の問題について、現在(11/14)時点では、来年5%の引き下げで政府税調が最終調整に入ったと報じられている。 http://bit.ly/9GNogX 理由としては、記事にもあるとおり、①企業…

Be Casual

少し前の話だが、Googleの方とお話しする機会を得た。 私は、『経営の未来』(ゲイリーハメル著)やその他書籍(主に組織風土やイノベーション関連)によく出てくる同社のファンである。このときも、また以前別の方に以前お会いしたときも、「(御社の社風と…

生きるための経営

昨日、某所にて、ある中小企業より私の勤める会社に対し提案を受けていた事業譲渡の件で、同社の会長とミーティングをした。 当社は譲渡を受ける側であるが、正直、譲渡を受けるべきかはかなり迷っていた。当社は一応、上場企業の子会社のIT事業会社であり、…

IT企業の“みのもんた”作戦

私の勤務している企業グループでは、あまり大きくないがソフトウェア製造・販売事業も行っており、大企業から中小企業まで、それなりにたくさんのお客様にご利用頂いている。 Microsoft や Googleなどでよく言われているルール、[Eat your own dog food](自…