2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

生きるための経営

昨日、某所にて、ある中小企業より私の勤める会社に対し提案を受けていた事業譲渡の件で、同社の会長とミーティングをした。 当社は譲渡を受ける側であるが、正直、譲渡を受けるべきかはかなり迷っていた。当社は一応、上場企業の子会社のIT事業会社であり、…

IT企業の“みのもんた”作戦

私の勤務している企業グループでは、あまり大きくないがソフトウェア製造・販売事業も行っており、大企業から中小企業まで、それなりにたくさんのお客様にご利用頂いている。 Microsoft や Googleなどでよく言われているルール、[Eat your own dog food](自…

社会化する「会社」

ここ数年で、会社は大きく変わりつつあるように思っている。 改善しないデフレ経済下において、企業は生産性の追求やコストカットを重視するあまり、多くの犠牲を払ってきた。それらの多くは、イノベーションの創出の機会を阻むだけでなく、社員の心の病やハ…

多様性を認める覚悟

生物多様性に関する世界的な会議が11日から本格的に始まったこともあり、『多様性』というキーワードが今後もさらに注目されると思われる。 以前より、イノベーションや知識創造等の理論においては『多様性』による“ゆらぎ”や“カオス”等が注目されていたこと…

成果主義賃金制度と経済学

成果主義賃金制度はいつから始まったのだろう? 古くは、テーラーの「科学的経営による出来高賃金制度」に始まり、日本企業にも10年前くらいからかなり浸透してきている。 そして興味深いことは、この成果主義賃金制度の浸透に比例するような形で、経済がデ…

知識専門職(ナレッジワーカー)への内部統制

大阪地検の捜査資料改ざんの疑いのニュースが連日紙面を賑わしている。法曹三者といわれる検察機関の信用失墜は、様々な意味で社会的注目度が高い。 検察官は元々は司法試験の中でも成績優秀者でないとなることができないとされており、裁判官と同様、司法試…