シリコンバレーを代表する日本人のゲストの来社

 先日、シリコンバレーのVC(ベンチャーキャピタル)を代表する日本人といっても良い、校條(めんじょう)氏に来日中の貴重なお時間の中、弊社オフィスにお越し頂いた。(あーしまった!写真とっておくべきだった!orz)

>校條 浩氏(ご紹介)
http://bit.ly/94ZyQd

 きっかけは以前より参加している渋谷IT系イベント、BRIDGE 2010 の関係で、同氏の主催するNSVGの新しいビジネスについて別の方からご紹介頂いたことによる。折角のお話を頂いたにもかかわらず当社の条件と合わずに、ご一緒する縁が残念ながらなかった。だが、来日されるとは伺っていたので機会があればと思っていたら、後日なんと同じイベントに参加されておられたため、ご挨拶をすることができた。そこで思い切って「対話の場」をお願いしたら快諾頂いた。そうして弊社にお越しくださることになった。

(自社が、新規事業開発に非常に苦慮していることから、自分も何か貢献できないかということで、社内ベンチャーの仕組みを企画し本部の経営企画部門に提案したり、先日も役員を野中郁次郎先生との対話の場に出席させたり便宜を図ってみたりしている。
私自身は、今別の事業体の経営企画を担当しているため、以前所属していた本社の経営企画部門の仕事は直接できないが、恩返しも含めて何かお役に立てないかと考えているからであり、一方ではもっと当社が外の世界のイノベーションの周縁にいる専門家の人たちに触れて欲しいと思っているからでもある。)
 

 校條氏はとても気さくな方で、自分のような一介の平社員にも気さくに話してくださり、シリコンバレーの話や新規事業開発の要諦など、とても貴重なお話を頂戴した。ずうずうしくも思い切って弊社の悩みなんかも相談してみたりして、ちょっと面倒臭い相手になってしまっていないか、自分自身今更ながら心配している程である。

 校條氏のNSVG(NetService Venture Group)では、新しいビジネスモデルを企画され、それはちょうど、長期的視野と未来志向にてベンチャー事業の育成と事業会社の新規事業促進を同時に実現して、特に日本の事業会社がシリコンバレーにもっと踏み出す機会にもなるといった、ワクワクする事業モデルであった。
 社内のビジネスの話はなぜにこうした「ワクワク感」を感じないのだろう!
 
 上述のとおり、もう数年前、他社からの提案が生かされなかったり、自分自身の経営企画時代の活動からも、社内での新規事業開発や社内ベンチャーの難しさを感じていた。正直なところ、外部の良質な知(形式知暗黙知)を必要としていると感じていた。私自身も方法論はいくつかあるが、社内で一社員がいくらドライブをかけるとしても限界を感じていたからである。
 
 経営企画という仕事を担当する以上、ITや電子機器を事業とする会社に勤める以上、新規事業開発は必須のマターである。
 校條氏は残念ながら今週米国に帰国されるのだが、いつか近い将来、また何かの縁ができることを祈っている。その縁ができたときは、弊社が大きな一歩を踏み出したときかもしれない。
 
 その前に、私は英語をもっと話せるようにならないといけないと思う...(苦笑)。