“共同編集”の機能

 昨日、SaaSパートナー協会の主催するセミナーに参加した。
後に会議を予定していたため、中座したのだが、ゲストプレゼンターであるzohoGoogleの方の話は聞けた。
 
 二人のプレゼンは、ともにクラウド(パブリック)でのビジネスツール、アプリの製品紹介がメインであったように感じた。ビジネスツールとしての(パブリック)クラウドツールについては、聞いてみたいと思っていたので、よい経験になった。
 
 ところで、とてもユニークに感じたのは、2社とも、プレゼンツールや分析、表計算等の「共同編集」を売りにしているのは興味深い。
 たしかに、ネット上における“オンライン”ならば、誰しもが参加できるプラットフォームがあるわけだが、「共同編集」により生産性が格段に上がる、というのはなんとなく、その会社の“文化”が背景にあるように感じる。
 
 今の会社にいて、“共同編集”が生産性が上がる、という話には実感が持てないし、経験もない。
 彼らプレゼンターの説明に重大な見落としがあるわけでも認識の浅さがあるというわけでもなく、おそらくそれは「社内の文化」の違いが大きい。
 
 クラウドベンダーに代表されるような企業は、米国西海岸系の自由且つオープンなマインドの会社が多い。例えば、Googleでも、新製品はまず社内で「使い倒して」から、リリースされるという。
 私の努める会社のように、リリースされてから数年経っても、社員がその製品をほとんど知らない、ということは少ないのかもしれない。
 
 クラウドベンダーの提供する業務アプリを見ていると、「メンバーとの協働(コワーク)が垣間見れてくる。
 
 日本の方が、組織的なパワーをほとんど使えていないように思うのは自分だけではないと思う。